仕事・転職

【元ホテルマンが解説】ホテルの仕事はきついし、労働条件悪いからさっさと転職しよう。

2020年8月7日

ホテルの仕事はきついって聞きます。
興味はあるけど、業界的にあまり印象は良くないよね・・・。

業界の実情を知ってみたい!



ホテル業界は外から見ると華やかな世界で
【接客のプロ】といったイメージがありますよね。




今回は大手ホテル経験者の僕が仕事内容を記事にしてみましたので、ぜひご覧ください。

少しでもあなたの役に立てば嬉しいです。


この記事を書いている人

今年30になるサラリーマン。
ホテルは21歳から27歳までの約7年間ほど経験。
大手のホテルで働いた経験があり、ホテル業界での経験を発信中。


今回の記事は以下のような方にお勧めです。



こんな悩みを抱えている人

  • ホテル業界へ就職する人
  • ホテル業界へ転職を考えている人
  • ホテル業界の実情を知りたい人



実際に見ていきましょう。




ホテル業界はどんな業界?どんな仕事があるの?



ホテルは大きく3つの業態に分かれています。


ホテルの業態・ランク

  • シティホテル
    豪華絢爛で多様なサービスを提供するホテル(例:リッツカールトン)
  • ビジネスホテル
    基本サービスは宿泊のみで、機能が限定的なホテル。
    その代わりに安い(例:アパホテル)
  • リゾートホテル
    主にリゾート地にある、観光t地の特性を活かしたホテル。
    (例:星野リゾート系列)




皆さんがホテルを想像すると大体シティホテルをイメージすることが多いでしょう。


ですが割合としてはビジネスホテルのシェアが大きいです。
(グループホテルが沢山あるからですね)


では内情はどのように違うのか。


業態ごとの違いを見ていきましょう。



どの業態を選ぶかによって、仕事への関わり方が変わります!



ホテルの仕事はきつい?【シティホテル編】


シティホテルは先ほど言ったように豪華絢爛で多様なサービスがあるとご説明しました。



宿泊は勿論のこと、レストラン、宴会、結婚式用チャペル、ジムやプール、美容室など多岐にわたります。
(厳密に言うと美容室などはテナントですが・・・)


また働く際はおおきく3つの部署に大別されます。


ホテル内の3つの部署とは

  • 宿泊部
    フロント周りは勿論のこと、セールスや予約課も含まれる。
  • 料飲部
    レストランやバー以外に宴会もここに含まれる。
  • バックオフィス
    人事や経理の他、購買部門も入る。



その中で更に細分化したものもありますが、非常に細かくなるのでここでは割愛します。



ホテルで働こうと考える多くの人は宿泊部か料飲部での仕事を考えているでしょう。



それぞれの大変さにフォーカスしてみます。



シティホテルでの苦悩【宿泊部編】



シティホテルでの宿泊部の苦悩は以下の通りです。


宿泊部での苦悩

  • 関わる部署が多いため調整能力が必須。
  • シフトがしんどい(日勤・夜勤の入れ替わり)
  • 思ったより事務作業が多く、接客する時間がない。


宿泊部はホテルの花形です。
その分関わる部署は多くなります。


フロントを例にとってみてみましょう。


お客様からレストランへの予約手配を依頼されたら、レストランへ。
宴会利用のお客様が宿泊する場合は宴会セールスと打ち合わせ。
修学旅行など特別手配があれば宿泊セールス課へ。

縦横無尽に動き回りながら、実務であるフロントでの接客も含まれます。



各部署を走り回ってばっかりですね。




その上シフトもぐちゃぐちゃなことが多く、体調不良を起こす人が多く居ます。

謎に体育会系なホテル業、体調不良を起こすと周りから「なってない」と怒号が飛びますよ。


そもそもシフトがしんどいのでは・・・と思うけど(笑)



不謹慎かもしれませんが、若くしてお亡くなりになる方も多いです。


若い頃は無茶できますが、それが完全に後になって響くパターン。


僕が周りにホテル業をおススメしないのは体力勝負な仕事だからです。
ちなみに「精神的な」体力も必要。


あとは事務作業が多く「思ってたのとちがう」という理想とのギャップに悩まれる人も多いですね。




シティホテルでの苦悩【料飲部編】



料飲部は正直、体育会家の職場です。



お客様目線で行くと、スマートな接客をされているように見えますが

裏では汗をかきながら走り回ってます。


そんな料飲部での苦悩はこちら。


料飲部での苦悩

  • 何と言っても体力勝負
  • 宿泊部同様シフトごちゃごちゃ
  • ミスの重大さが大きい



まぁなんといっても体力勝負です。


シティホテルでは一つのレストランで、朝から600人程度の朝食提供をすることもあります。


想像できますか?朝から600人を相手する接客業。


中々に大変です。


調理は人数分調理するのだけで精いっぱい。
ホールスタッフは料理の補充や下げ物をするだけで精いっぱい。
アテンドスタッフは朝から行列になってイライラしているお客様の相手に精いっぱい。


一つでもミスをしようものなら、周りから恫喝されます。


叱責じゃないです、「恫喝」です(笑)


時には朝から晩まで働くシフトもあるので、一日で1500人以上相手にすることも・・・。


体力がないとやってられないです。



人を入れすぎると動線が無くなり動きが悪くなります・・・。



シフトも朝の7:00から働いて夜の22時までなんてこともあります。
いわゆる通し勤務というのですが、これがまた辛い。


人員が足りない所は一人あたりの通し勤務数が多くなるので
残業の時間が大変なことになります。


その上で、宿泊部よりお客様と接する機会が多いため
直接クレームをいただくこともチラホラ。


このクレームが地味に精神的ジャブとして効いてきます。



ホテル業は全体的に精神的苦悩との勝負。



ミスが起こった時の重大さは宿泊部を超えます。



正直宿泊部では、取り返しの付かないようなミスはほぼ起きません。


ですが料飲部では、一つミスをしたら取り返しのつかないことばかりです。


お客様にドリンクをかけてしまった
→高価な衣服を着けている人が多い。それをワインなどで汚してしまったら?

アレルギーがある人にそのまま料理を出してしまった。
→死に至る危険性もある。実際に入院になったケースも。

調理の際、不手際で火災になりかける。
→火災になればホテル全体を失う可能性も。




一つのミスが命取りになるのはホテルの料飲部ならではかもしれませんね。



本当に好きな人じゃないとやっていけないです。



ホテルの仕事はきつい?【ビジネスホテル編】



ビジネスホテルはシティホテルと違い、主に宿泊をメインとしたホテルです。



シティホテルは豪華けんらん、くつろいだり便利でいることがテーマであることに対し


ビジネスホテルはサービスが限定的な分、値段は安価になっています。



ではビジネスホテルのしんどい所はどこでしょうか。



学生時代アルバイトで経験した時も大変でした。



ビジネスホテルでつらい、きついと思ったこと



一番しんどかったのはマルチタスクでやることが多かったことです。


シティホテルと大きく違うのは部署の細分化をされていない所でしょうか。



確かにサービスが少ない分、当たり前のことなのですが・・・。



それにしても多かったですね(笑)



例えば、シティホテルならば朝食を提供するのは料飲部の仕事ですが
ビジネスホテルではフロントスタッフが行うことも多いです。

(価格帯が高いビジネスホテルは別で用意していることもあります)


フロントの業務も行いながら、朝食の準備をするなど
全くの畑違いの仕事をするのは切り替えが大変です。



その他、電話も出なきゃいけないし、目の前のお客様も相手にしなきゃいけないし・・・


いつも板挟みにされていたような気がします。



とにかくマルチタスクすぎて全て中途半端!


ホテルの仕事はきつい?【リゾートホテル編】


リゾートホテルは専門学校の時のアルバイトで行きました。


リゾートホテルは繁忙期が尋常じゃなく忙しいです。


何故かというと、普段行わないようなサービスを提供してるから。



先述の二つとは全く違いますね。


リゾートは他とは違うサービスや施設が味わえる分、提供する方は大変。


リゾートホテルでやることって??



僕の場合は離島のリゾートホテルでアルバイトをしました。


朝はまず、灼熱の中で海岸のごみ拾いから始まり・・・

朝食の提供の準備をして、チェックアウトのお客様のお見送り。

次のお客様が来るまでひたすら、掃除・掃除・掃除。。。


部屋も広いし、設備も多いし掃除は大変でした。。。



僕がいたところはバーベキューが出来る場所だったので、

バーべキュー用の炭の準備なども行ってましたね。


バーベキューってつけるところからが楽しいんちゃうんかい!!って思いながらやってました(笑)。



またリゾートホテルにありがちなのが、明らかにそっち系の人たちが来ること・・・。


そっち系だけじゃなくても明らかに怪しいビジネスをしてそうな人とか。


そういう人たちはトラブルのもとになることが非常に多いんですね・・・残念ながら。


精神疲労が半端なかったです(笑)


全体的に一般のホテルでは行わないサービスや施設の掃除があり、
覚えるのが非常に大変でしたね。


あともう一つ、閑散期は閑古鳥が鳴くようなとこも多いです。


繁忙期とのギャップもしんどい原因でした。



ホテルの離職率はやばい。何でそんなに高いのか?



ホテル業は離職率が高い業界として有名ですよね。


実際にホテル業で働いていた僕がそう思うんだから世間的にはもっと多い感覚なのでしょう。


以下の記事も書いてますので良ければご覧ください。


あわせて読みたい
【ホテル経験者談】ホテルの離職率が高い理由とは?

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あわせて読みたい
【仕事】ホテルマンは転職をすべき!経験者が考える転職について。

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ホテルマンが転職すべき理由を語ってます。


ホテルで働くメリットってどんなものがあるの??



ホテルで働くメリットは沢山あります。



ホテルで働くメリット

  • 何より接客スキルが身につく。
  • 専門的な知識が身につく。
  • 言葉遣いや所作が綺麗になる。
  • 気にいってもらえたお客様から色々頂いたりする(笑)
  • 普段知り合えないような大物の方とお話が出来たりする。



接客スキルや、言葉遣い・所作は他業界の接客や販売店でも活かせそうなスキルですよね。


専門的な知識でいうと、ソムリエやバーテンダーの他
レストランサービス技能士なんてのもあります。



僕もレストランの資格持ってますよ!
ただ転職先で使うことが無かった。
。。


そのほか政治界の大物の方や、大物演歌歌手の方などとお話させていただいたことがあります。



守秘義務違反になってしまうので詳しくは言えませんが・・・。



ホテルで働くデメリットはメリット以上に多いかもしれない。



ハッキリ言いますがホテルで働くデメリットはめちゃ多いです。


ホテルで働くデメリット

  • とにかく給料が低い
  • 休みの数が少ない
  • 有休休暇が使えない
  • 人からイライラをぶつけられることが多い
  • 人間関係が醜い
  • スキルを使える場所が限定的
  • 出世はほぼ望めない




どれも精神を病みそうなことばかりですね(笑)


特に一番大きいのは、出世がほぼ望めないことでしょうか。

後述もしますが、ホテルの中の出世システムは正直意味不明なところもあります。


何でこの人が?って人が山ほどいますね。



ホテルは働く人が非常に多いです。

何故かというと人がいないと成り立たないビジネスだから。


人を多く抱えないといけないビジネスとも言えますね。


でも、人が多くても役職って多くならないですよ。


基本、課には課長だし、部には部長だし、副支配人や総支配人も一人ずつ。



人が沢山必要なビジネスの中、その一握りになるのってかなり大変です。



しかも上になればなるほど、自由が無くなりますし
現場の人間からたたかれます(笑)

メンタル強くないと無理ですね・・・。



ホテルは転職が不可欠。ホテル業界一本でやっていくにしても転職は必要。




ホテルが大好きで生業にしたい!って人は一定数います。


ですが先ほどお伝えした通り、出世できるのはほんの一握りの人間です。


じゃあ、ホテルでどんどん出世するのは無理??


いいえ、その場合は他のホテルで出世をしましょう。



ホテル業の転職は難しくありません。それは中途入社の方が多いから。


ホテル業は新卒の離職率が高い分、中途入社で入ってくる人が多くなります。


なので、中途入社で入っても疎外感を感じることはありません。


また専門的な知識が必要な分、経験者は歓迎されることが殆どです。



自分なりに実績を積んだと思った人や、他に誇れるスキルがある人はさっさと転職しましょう。


どの業界もそうですが、使えないスキルと
思っていたものが他の企業には必要だった

なんてこともあります!



ホテルも自分たちが欲しい人材については糸目をつけずに探すでしょう。


ビジネスモデル的に尖ったスキルを持ったスーパーマンを欲していることが殆どなので。


その場合は必ず転職エージェントを使いましょうね。



ぶっちゃけ転職エージェントを使わないと希望の条件のホテルに巡り合えることはないです。



圧倒的な実績がある人か、人脈が広い人以外は中々自分が思う条件で転職は出来ないでしょう。


給料や休みが同じで、同業界で転職しても意味がありません。


どうせなら確実に条件をあげましょう!



僕も転職エージェントを使ったときに
とあるホテルの役職付きの求人がありました。

ただし、その求人は非公開求人だったので
一般には出回っていなかったようです。



ホテルの求人を探すなら転職エージェントで、非公開求人を見て転職するのが一番良い選択肢です。



まとめ:ホテル業界のキツさは本当!もしホテル業界を生き抜いていくなら自分のキャリアプランを考えよう!


ホテル業界はその仕組み上、労働との対価が合わないことが多いです。


正直に言うと「お客様からのありがとうで頑張れます!」なんて言う人は信じちゃだめです(笑)



最初は僕も頑張れてましたが、やはり年齢を重ねるほど価値観の比重って変わるじゃないですか。


体も無理が効かなくなってくるのに仕事量は多くなってくるというジレンマ・・・。



僕は自分の人生を大事にしたくて、転職をしました。



もしこの記事を見て悩んでいる人がいたら転職を考えましょう。

決して悪い方向には転ばないと思いますので。



ホテルマンの人はホテル業で頑張りたいなら、一度自分の中でのキャリアプランを見直してみることをおススメします。



すべては自分の人生を良くするために!
お互いに頑張りましょう!

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