ホテルマンってかっこいいですよね。
ピンと張った背筋、シュッとしたスタイル、スマートなサービス・・・
子供のころから憧れてホテルマンになりたい人も多いのではないでしょうか。
ただ、ホテルマンってどうやったらなれるの?と気になる人も多いはず。
ここでは就職を気にする学生や転職でホテルマンになりたい人へ解説していきます。
こんな人におススメ
ポイント
- ホテル業界に勤めてみたいけど業界の生の声を知りたい
- 給与面や休日数を見ると不安
- 必須のスキルや学歴が知りたい
✔ この記事を書いている人
この記事を書いている僕は、900室を超える大手シティホテルと新興ビジネスホテルの両方を経験しています。
業界で経験をしてきた知識や実務をもとに発信をしています。
この記事を見たら、ホテルに勤める際に学歴や資格が不要な理由がわかりますよ!
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ホテルマンになるには特別な学歴やスキルではなく”ホスピタリティ”が大事。
見出しのとおり、ホテルマンになるには特別な学歴やスキルは要りません。
ホテルの学校や大学を出たからといっていいホテルマンになれるとは限らないからです。
ホテル以外の何でもいいですから、サービスに感動したことを思い出してください。
その人は高学歴でしょうか、何か目に見えるスキルを持っていたでしょうか。
学生のアルバイトだったり、パートのおばちゃんだったりしませんでしたか?
ホテルで働くうえで一番大事なのはホスピタリティ精神があるかどうかです。
ホスピタリティ精神は学歴やスキルとは違い、積み上げていけるものではなく各々が持っている資質です。
この資質がないといくら学歴がよくてもホテルマンには向いていません。
ポイント
学歴や、スキルよりホスピタリティが大事。
ただし、持っておいてほしいスキルはあります。
ホテルマンになるにはホスピタリティが大事ですが、その他にもいくつか必要なスキルはあります。
ポイント
- 礼儀
- マナー
- 言葉遣い
このあたりは必須のスキルとなっています。
逆に大学生は就活の為に、ホテルのアルバイトを経験することもありますね。
それはホテルで働いていると”ビジネスマナーが担保されている”と思われるから。
それくらいホテルは綺麗な言葉遣いやマナーを要求されるし、それが出来ている場所なのです。
ですので身のふるまいに常に気を配る必要があります。
お客様はホテルマンをサービスのプロとして認識しているので
スマートな接客をするためには上記の3つはスキルとして持っておく必要があります。
ポイント
サービスの「プロ」と言われるため、ビジネスマナーをしっかりと身に着けよう。
その他、所作や振る舞いがをよく見られるので注意が必要。
ホテルは学歴や資格勝負ではなく、以下に結果を出すかです。
ホテルで学歴や資格が関係ないのは、みんな横一線のスタートで結果が大事だからです。
その為、自分なりのスキルを磨く必要があります。
- フロント→語学の検定や観光検定など
- レストラン→HRS検定や、バーテンダー、ソムリエなど
自分のスキルを磨き発信をしていくことでファンを作ったり、イベントを企画出来るようになります。
その成果によって評価を得ることでキャリアアップを目指していきます。
僕はレストランでドリンクの担当をしていたので
季節ごとに品ぞろえを変えてその時々に美味しいものを提供できるようにしていました。
ポイント
ホテル業界は学歴やスキルで評価されないので横一線のスタート。
結果を出すことが何よりも大事になる。
ただし、結果を任されるポジションになるためには年数が必要。
ホテルで結果を出せるようになるポジションになるにはどれだけ早くても3年は必要です。
3年でもかなりのエリートなので、平均したら5年は位は掛かることも。
僕がドリンクの担当を任されるまでは約4年ほど掛かりました。
ホテルで働いて、ある程度のポジションになるには待つ時間が必要。
その間にスキルアップを目指すなど、自己研鑽に励むと良いと思います。
ポイント
結果を出せるポジションになるには忍耐が必要。
自分なりにスキルを付けて説得力を着けよう。
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ホテルに就職・転職するときに気を付けておきたいこと
ホテルで就職・転職する際は気を付けておくことがあります。
せっかく入ったのに「思っていたのと違った」という理由で辞めるのは勿体ないです。
その為に、ホテル業界の大変さを知っておきましょう。
では説明していきますね。
給与の低さを知っていますか?
ホテル業の給与水準は全業界を見てみても最低レベルです。
そして長く働いてもそこまで給料が上がることはありません。
僕も経験したのですが、一年目より二年目の方が給料少ないなんてこともザラです(税金の関係)
ホテルの給料体系に関しては【元ホテル経験者が語る】ホテルのフロントを辞めたいなら即行動しないともったいない!で詳しくお話しています。
休日が少なく、有給休暇が使えないことは知っていますか?
ホテルの休日数はこれまた全業界内で最低ラインです。
一番多い業界とは、約20日ほどの差があるので、長く続ければ続けるほど自分に使える時間が変わってきます。
一般的な会社の休日の目安が年間120日です。
一年で換算すると3日に一回は休日があることになります。
ホワイト企業では更に有給休暇の取得を推進されますので、実際は更に多くなるでしょう。
ホテル業界は100日を超えてくれば平均以上だと思ってください。
有給休暇も使えないことが多いので、より一層休みの差は開きます。
社会人になれば、休みの重要さがわかりますよね。
ですので、ホテルで働くときは休暇数は少ないことを覚悟しておくべきでしょう。
パワハラ・セクハラが結構な頻度であります。
パワハラやセクハラはまだまだ排除されていません。
される側にならないように気を付けないと遭遇する確率が高まります。
女性は女性からのパワハラ、男性からのセクハラに
男性は男性からのパワハラに気を付けましょう。
僕は約7年ほどホテル業界で働いてきましたが
そのうちパワハラは4件ほど。
セクハラは3件ほど見てきました。
セクハラ・パワハラが横行する理由としては
今の上層部にあたる人たちがおおらかな時代にいた人たちだから。
今では普通になってきたハラスメント対策ですが
実態ではまだまだ普及されていないことが多いです。
しっかりと自分を守ること、必ず人事部門に相談窓口があるので相談をするようにしましょう。
お客様から感謝されるより、怒られることの方が多いですよ。
お客様からは感謝されることよりも、怒られることの方が多いです。
特にシティホテルでは顕著で、高い金額を払ってきている分お客様の沸点は下がります。
中には理不尽に怒られることも・・・。
レストランが満席で入れないことをお伝えしただけで
「総支配人を呼んでこい!」なんで言われますよ(笑)
これよくよく考えたら、
スーパーで自分が買いたい商品が売り切れてるだけで
「店長呼んでこい!」って言っているようなもんです。
どうしようもないことなのに、腹を立てて文句を言われたりします。
お客様の笑顔が見たい!なんて考えよりも、もっとビジネスライクに考えておかないと精神を病んでしまうので気を付けましょう。
まとめ:ホテルマンになるには資格やスキルは不要!強いて言うなら覚悟が必要!
ホテルマンになるには資格や学歴は必要ありません。
ですが、必ず覚悟をもってホテルマンになることをおすすめします。
覚悟がないとやっていけるような業界ではないからです。
就職・転職を考える前に一度その自覚があるか自分のなかで考えてみましょう。
学歴に関してはふるい落としがある場合も無くはないので
その際はアルバイトから正社員雇用を目指すなどしても良いと思います。
または応募条件が比較的ゆるい所からスタートし
転職活動をすることでキャリアアップをすることも可能です。
資格やスキルは入ってからでも付きますので、ホテルに本当に就職・転職したいという人はまずチャレンジしてみましょう!
人によっては天職になると思います!
自分の好きなコトを仕事に出来るように頑張りましょう!
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