ホテル業界で働いてみたいけど、実際に働いてみないとわからないのかな?あまりイメージが湧かないから詳しく解説してほしい。
こんな悩みを解決します。
✔ この記事でわかること
- ホテル業界の魅力とは
- ホテル業界の闇
- やりがいを感じるためには
✔ この記事を書いている人
900室超の元大手ホテルにて従事。
創業100年以上続く老舗ホテルのため、昔ながらのホテル屋です。
実際に10年近くホテル業界に携わってきたため、発信についてはある程度信頼していただけると思います。
今現在、ホテル業界で働く人も、これから働くことを考えている人にも読んでいただければと嬉しいです。
ホテル業界の魅力や喜びを感じるときとは
ホテル業界の魅力はなかなか伝わりにくいですよね。
実際に働いている人から話を聞く機会もあまりなく、実態を知ることは難しいと思います。
僕が実際に働いていた時に感じた【ホテル業界の魅力】をこの記事にてお伝えしていきますね。
✔ ホテル業界の魅力3選
僕がホテル業界で働いていた時の魅力を3つに整理しました。
- 手紙や感謝が本当に嬉しい
- 平日休みなので、お出かけするときが楽
- ホテル内以外でのかかわりが出来ることも
では順を追って見ていきますね。
1.手紙や感謝が本当に嬉しい
ホテルで働いていて、一番嬉しいのは手紙や感謝を頂いたときです。
その中でも特に「形に残るもの」を頂けたときは本当に嬉しいと感じます。
僕が今までもらった中で嬉しかったのは
①手紙
②ぬいぐるみ
③ご当地お土産
お言葉で感謝を頂くことも嬉しかったのですが、形にしていただけることはより一層喜びを感じました。
形あるものの方が有益で嬉しいという意味ではありません。
形にしてでも感謝を伝えたい。と思っていただいたことが嬉しかったのです。
自分の時間やお金を削ってまで行っていただけることは感謝でしかないです。
✔ 【感謝の気持ちを継続して受けること】でホテルマンは成長する
ホテルマンのやりがいは自分が行ったことをお客様に評価されることです。
ダイレクトに評価が返ってくる分面白さがあります。
ただし、その分辛い評価が返ってくることも。
割合としては【7:3】くらいで辛いことの方が多いです。
ですが頂いた感謝には2倍のパワーがあるので、感謝の割合が上回ると更にやりがいを感じるわけですね。
ホテルマンのモチベーションはお客様からの良いフィードバックです。
現役ホテルマンの方も、これからホテルマンになりたい方も
まずは「感謝の気持ち」を表してもらうことを目標にやってみてください。
本当に小さなことでも構いませんので、感謝の気持ちをもらう練習をしましょう。
よくみるお客様の趣向をチェックし、次回来店時に「○○はどうしますか?」と聞けるだけでもお客様から好印象です。
2.平日休みなので、お出かけがするときが楽
これはシフト制であるホテルならではの特権ですね。
平日休みは街中に人が少ないので過ごしやすいでしょう。
ただしホテルの辛い所は長期的に休みが取れない所。決まった休みがあるわけでなく、シフトが出来てから予定を決めたりするので、友達と予定が合わないなんてことも多くあります。
平日休みのメリットもありますが、業界自体の休みの構造はデメリットもありますね。
✔ ホテルは有給休暇が取れない?
ホテル業界の魅力である平日休みですが、なかなか長期で休みを取ることはできません。
僕も大手ホテルで働いていた中で、自由に有給休暇を取れたのは6年間で1日だけでした。
しかし、働き方改革により"年間で5日の有給休暇消化"が義務付けられましたね。
ホテルで働く人にはとても大きなメリットです。
平日休みのメリットと合わせて長期休暇が取れたら、最強のメリットになりそうですね。
>> 【元ホテルマンが解説】ホテルが有給休暇取れないってホント?
3.ホテル内以外でのかかわりが出来ることも
ホテルで出会うお客様の中ではホテルの外での関係を持つこともあります。
僕の知り合いや先輩の中には"ホテルの外でお客様とご飯を食べに行く"間柄になったこともあります。
男性は男性スタッフと、女性は女性スタッフとご飯を食べに行くことが多かったようです。
大きなホテルになると、お金持ちの方も多く気に入ったホテルスタッフと外食に行くこともありました。
ただし、プライベートでの時間が確保できなくなりそうなので注意は必要です。
自分の周りにいる5人によって自分の生活が変わると言いますので、
沢山の交友関係を広げていきたいと思う場合は大きなメリットになりそうですね!
僕もバーテンダー時代に何度か連絡先を渡された経験があります(笑)
ホテルは仕事以外でお客様との関係性を作ることに否定的です。律儀に守っていましたが惜しいことをしていたかもしれません(笑)
ホテル業界の魅力が半減?辛さを感じるときは?
先ほど挙げた魅力ですが、相対的にみると辛いことの方が多いかもしれません。
お客様からの感謝の気持ちもいつも貰えるわけではないですしね。
就労環境がひどい場所ではモチベーションを保つのは難しいです。
約10年ほど経験して辛いなと感じたことは以下の通り。
- イライラをぶつけられる
- 残業が当たり前ゆえにパフォーマンスの低下がひどい
- 裁量権が少ない
実際に見てみましょう。
イライラをぶつけられる
ホテルマンはイライラをぶつけられることが多いです。
明らかにホテル側の過失がない場合でも事象として発生します。
特に多かったのはビジネスマンかもしれません。
男女問わず、見た瞬間からイライラしているのがわかる人が多かったです(笑)
普通に仕事をしていても相手がイライラしているだけで、理由のない怒りを買うことがあります。
自分でストレスコントロールを出来る人でないと、ホテルのやりがいを感じる前に病んでやめてしまうでしょう。
「朝からそんな顔していたら上手くいくことも行かなくなるのになぁ」って僕は思いながら怒られてました(笑)
残業が当たり前なので、パフォーマンスが低くなる
ホテルは未だに残業代でお金を稼ぐ人が多いです。
働き方改革も始まり、「いかに残業を減らすか」が焦点となっているのにも関わらずです。
未だにホテルで働いている友人からは「残業がなくて今月やばい、残業したい」という声を聴きますね。
根底にはホテルのビジネスモデルは収益性に乏しいことが挙げられます。
ちなみにホテルは副業禁止の会社が多いため、副収入を得ることも出来ません。
その為残業をすることで、収入を上げるしかないのです。
残業って仕事が終わらないから発生するものなのに、おかしいですよね(笑)
>> 【経験者が解説】ホテルの給料が低いのはなぜか【読めばすぐにわかる】
✔ 残業時間によるパフォーマンスの低下
ホテルの世界は華やかな世界で、動くこともあまりないと思われがちですが実際はあっちこっち走り回ってます(笑)
体を使った体力仕事も多く、残業が重なると著しくパフォーマンスの低下につながることが非常に多い。
僕が働いていたレストランでは働きすぎて倒れた人もいたくらいです(笑)
ですが、収入を上げるためには残業をするしかないという負のループから抜け出せません。
お客様の為に最高のパフォーマンスを発揮したくても、残業過多で出来なくなるのはホテルマンにとって辛い所です。
ホテルマンの知られざる苦悩ですね。
やりがいを見つけていても、生活が懸かるとそちらを優先せざるを得ません。
裁量権が少ない
裁量権が少ないのはホテルあるあるです。
お客様の為にやってあげたいことも、ダメと言われることが多いです。
徹底的に【ギバー】になれと言われるビジネスの世界でホテルは【ギバー】になることがあまりできません。
ホテルにマニュアルはないとよく言いますが、最終的には【上司】というマニュアルが存在します(笑)
目の前の利益を優先して、長期的なリピーターの獲得を逃してしまう。
上に立つ人によって裁量権も違うので一概には言えませんが、自分がお客様にしてあげたい!と思っても出来ないことがあるのはストレスが溜まるかもしれませんね。
BtoCビジネスの辛さかもしれません。
やりがいを感じるためには環境を考えてみよう
ホテルでやりがいを感じるためには、環境を変えるのが一番だと思います。
ホテルマンとしてお客様にサービスを届けたい場合は自分の裁量権を上げるのが一番の近道でしょう。
裁量権を上げるためには転職が一番です。
ホテルマンは昔の時代から転職をして自分の役職を上げるのが一般的でした。
基本的にホテルの転職にはあまりデメリットが無いため、一つの会社に長くいるよりかは次々と新しい場所にチャレンジするのがおススメです。
僕の職場も中途採用が多く、むしろ中途の人の方が早く役職が付くことが多かったですね。
実際に僕も大手ホテルから新規参入のホテルに入りましたが、すぐに役職が付きました。
ホテルあるあるなので、中々前に進まないなと思っている人は転職を考えてみてはいかがでしょうか。
>> 【元ホテルマンが解説】ホテルのフロントを辞めたいなら○○しよう。
まとめ:ホテル業界の魅力は"自分"にファンを作れること!小さなありがとうを積み重ねよう!
ホテル業界の魅力はお客様からの評価がダイレクトに返ってくることです。
勿論いいことばかりではありません。
ですが、ファンになってくださればこれ以上にない喜びを感じられます。
僕も実際にお手紙やお土産を頂いたり、外国の方に「会えなくなるから寂しくなるね」と声をかけてもらったときはとても嬉しかったです。
そんな素敵な職業だからこそ、環境選びがとても大事です。
自分のおもてなしが発揮できる環境に身を置きましょうね!
気になる人は一度挑戦してみましょう!