ホテルに少しでも安く泊まりたい。
交渉術とかあれば教えてほしい。
今回はそんなお悩みに、元ホテルマンの僕が禁断の方法をお伝えします。
結論、電話で交渉すると上手くいく可能性がありますよ!
スポンサードリンク
少しでも安く泊まるのに電話交渉が有効な理由とは
何故少しでも安く泊まるときに、電話による直接予約が有効なのでしょうか。
それはホテルが予約を成約させる方法に関わってきます。
✔ ホテルが予約を成約させる方法の流れ
ホテル・旅館が予約を成約させるにはいくつかの方法があります。
予約成約の方法
- OTA(オンライン予約サイト)を通じての予約
- RA(旅行会社)を通じての予約
- 直接予約
このうちの
- OTA(オンライン予約サイト)を通じての予約
- RA(旅行会社)を通じての予約
この二つに関しては予約を成約するうえで、手数料(コミッション)がかかります。
つまり売り上げたら売り上げるほど、手数料も多くなってくるのです。
しかし直接予約を取ることで、手数料が掛からず予約を成約することも出来ます。
ここに値段交渉の余地があるのです。
1.手数料が掛からない
手数料が掛からないということは、宿泊施設に残る売り上げが多いということですね。
例えば手数料18%の場合は5000*0.82=4200円が宿泊施設の売り上げとなります。
しかし手数料としては800円取られてます。
これが10倍、100倍となるとその分手数料の額が凄いことに気付きます。
売れば売るほど手数料も払わなければならないので、いたちごっこなわけです。
ですが、手数料のかからない直接販売をするには知名度が必要。
多くのホテルは、予約サイトの知名度には勝てませんので必然的予約サイトを使うしかありません。
逆に言うと直接予約の場合は手数料が掛からない分、交渉をすることで宿泊金額を下げられる可能性が出てきます。
宿泊施設からすると直接予約してくれるほうがありがたいんですね。
2.直接予約の割合を増やしたい
ホテルは手数料をなるべく払いたくないので、直接予約の割合を増やしたいです。
そのため、公式サイトが一番最安値になっているホテルもあります。
ですが、現状ホテル業界全部がこの方式を取っているわけではありません。
その分、予約サイトを通じて割引を行うなどして宿泊料を下げています。
しかし手数料は宿泊売上から計算されるので安売りしても、手数料の料率は変わりません。
安売りしても手数料は取られていくので結局ホテルはじり貧になっていくのです。
その現状を打破するのに一番効果的な方法が直接予約なわけですね。
ホテルマンはそれを知っているからこそ、直接予約を増やしたいと考えています。
そこを逆手に取り、直接予約で宿泊料を交渉しましょう。
ホテル利用ハックですね!
3.電話予約の交渉例
では実際にの予約交渉例を説明します。
予約交渉の流れ
- まず、予約サイトで最安値を調べます。
※ここでいう予約サイトはメタサーチと言われるTrivagoなどを指します。 - 自分が泊まりたいホテルの最安値を確認したらメモりましょう。
- 早速ホテルに電話します。
- ネットで○○○○円と見たんですが、直接予約できますか?と話します。
- ⑤××××円なら泊まりたいと思うんですがと、交渉をします。
※ここでは現実的な値段を言いましょう。いきなり2000円下げるとかは無理ですね。 - 絶対に確認するはずなので、上手くいけば「何円までだったら」と言ってくれるはずです。
- そのまま電話で予約をしましょう。
ここで大事なのは①、④、⑤です。
✔ 何故このようなことが可能なのか。
予約サイトで最安値で出しているものは大体、そのホテルの当日の平均客室単価を超えない程度か
もしくは自分たちが目標として設定しているその日の客室単価を割らないように出しています。
例えばその日の平均単価を1万円とします。
ホテルはその料金を割らないように、11000円などで出していることが多いです。
しかし販売価格に対し予約サイトで経由で入ってきたら10%程度手数料が発生します。
つまり、11000円で売っているけど、実質10000円になってしまうんですね。
じゃあここを逆手に取りましょう。
要は手数料として予約サイトに行く予定だった料金を、無くすことで割引をしてもらうのです。
1万円を割らないというホテルのきまりがある分、下回ることは難しいですが11000から10300円とか割らない程度には予約をすることが可能になるでしょう。
宿泊施設の本音を知ると直接予約をしたくなる!
実際に直接予約をするとめんどくさいですよね。
でも宿泊施設側の本音を知ると、あなたも直接予約を知りたくなりますよ。
ホテルマンの苦悩を垣間見てください・・・。
1.公式サイトで予約をしてほしい
直接予約ができないのであれば、せめて公式サイトから予約してほしい・・というのが本音です。
また公式サイトから予約をしていただいたほうが、何かあった時にアクションが取りやすいのです。
例えばですが、朝食を付けてたけど、やっぱりいらないや!ってなった場合。
オンラインの予約サイトを通すとこれに対応できないのです。
予約サイトに手数料としてお金を払っているので、予約のプランが変わると対応する判断がホテルだけでなく、サイトという第三者も出てくるため。
そういういざこざを避けるには公式サイトから予約をしていただくのが一番いいわけです。
事前にお客様の要望も聞けますしね。
公式サイトが安いなら公式サイト一択です。
2.最初のアクションでファンになってほしい
直接予約というと、電話での連絡もしくはメールでの対応になるでしょう。
予約サイトからの予約はとても楽なのですが、お客様に対しのアクションが取れないのでホテル側とお客様側のコミュニケーションの機会が無くなります。
ホテルの人間は電話応対においてもプロになるため練習もしますし、メールを送る際にも丁寧な言葉遣いを心掛けながら、お客様に滞在を楽しんでほしいという意識を持っています。
最初のアクションをするうえで、電話やメールなどのアクションは双方にとって最良のアクションとなりうるのです。
もし常宿にしたホテルがあれば電話での予約をおススメします。
ホテルとお客様との信頼関係が結ばれるからです。
3.人間心理として、無意識に直接予約の方を優先したくなる
ホテル従業員も人間です。
そのため無意識に損得勘定で働くこともあります。
特に多いのがお部屋のアサイン決めです。
(アサインとはお部屋の番号を決めること)
例えば、希望のお部屋がオーバーブック(ある部屋以上に予約を取ること)になった場合、アップグレードをして、お部屋のタイプを変える必要があります。
その際にアップグレードをする基準として直接予約というのはメリットになったりします。
似たような金額で予約をした場合、確実に直接予約の方を優先してアップグレードします。
予約サイト経由で予約してくれた人と、直接予約された人では手数料の関係、印象の残り方も含め必ずバイアスが働きます。
予期せぬアップグレードも直接予約の方が恩恵を受けやすく、無料でワンランク上のお部屋に泊まれたりします。
多少面倒かもしれませんが、直接予約は色んなメリットがあるんですね!
まとめ:少しでも安く泊まりたい時はホテルに電話で聞いてみよう!
ホテルを取るときに少しでも安くしたいですよね。
そんな時は必ず電話で聞いてみましょう。
再度おさらいしますね!
予約交渉の流れ
- まず、予約サイトで最安値を調べます。
※ここでいう予約サイトはメタサーチと言われるTorivagoなどを指します。 - 自分が泊まりたいホテルの最安値を確認したらメモりましょう。
- 早速ホテルに電話します。
- ネットで○○○○円と見たんですが、直接予約できますか?と話します。
- ⑤××××円なら泊まりたいと思うんですがと、交渉をします。
※ここでは現実的な値段を言いましょう。いきなり2000円下げるとかは無理ですね。 - 絶対に確認するはずなので、上手くいけば「何円までだったら」と言ってくれるはずです。
- そのまま電話で予約をしましょう。
あなたもお気に入りのホテルを見つけたら、電話や公式サイトでの予約に挑戦してみましょう!
リピーターになれば思わぬ特典があるかも?